孔依舟張思夢二人展「それでも、水は流れる」

生きることに理由なんてなくても、水は流れる。
人は誰しも、不完全で、いびつで、時に醜い形をしている。それでも、心の奥底には、どうしようもない衝動や希望が渦巻いている。生き延びるための牙、痛みを覆う棘、そして光を求める根。それらは見えなくても、確かに存在する。

本展では、異なる表現手法を通じて、「生の執念」と「存在の肯定」を描き出す。花のように咲かなくても、声を持たなくても、ただそこにあることの強さ。水に揺られながら、牙を剥きながら、私たちはそれぞれの形で生きている。
「それでも、水は流れる」—— あらがっても、拒まれても、折れても。

開催期間

会期：2025年8月25日(月)～8月30日(土)
開廊時間：12:00～ 18:30　最終日17：00迄
会場：銀座中央ギャラリー第2