山本冬彦推薦作家展8

山本冬彦推薦作家展7

 

画廊ビルで有名な奥野ビルの銀座中央ギャラリーさんで昨年から始まった「山本冬彦推薦作家展」シリーズも8回目になります。今回もジャンルや地域を超えた7人の作家が登場しますのでご期待下さい。
(奥野ビル301:山本冬彦)

開催期間

2021年11月8日(月)~11月14日(日)
12:00~19:00(最終日17:00まで)

出展作家

石松チ明 / 沖田愛有 / 妃耶八 / 桑原理早 / 長友由紀 / 前川香桜里 / 渡部加菜実

石松チ明

1994年生。法学部中退。不美人画家として活動。
ペーターズギャラリーコンペ2019 大賞。
お肉が好き。

テーマはマゾヒスムです。エロティシズムを動物による肉体的な性と仮定した時に、マゾヒズムはその真逆、人間による人間のための精神的な性だと考えています。みじめで愛らしくもかわいそうな人間の精神性が大好きで、そういった感覚などの言葉にすることの難しい感情を紙に託すようにして絵を描いています。

いつもはB5~A3くらいのサイズの作品が多いのですが、今回は掲載作品に加えてB7やハガキサイズなどの超小品もいくつか出品させていただく予定です。普段絵を手に取る機会のない方にも気軽に作品をお届けできたらという気持ちで頑張ります。

 

沖田愛有

1994年岡山県生まれ。
17年瀧富士国際美術賞/20年I氏賞推薦/金沢美術工芸大学博士後期課程在学中。

漆は絵画に特化した素材ではなく、例えば乾くときの湿度や温度といった周囲の環境が大きく影響を与えるなど天然の塗料であるがゆえの不安定さをもつ。しかし結果の明かされない偶然性を孕むことこそが、生きた素材の証明であり、作品は時間を内包するものとなる。《あなたを見つめようと》では、鏡面に磨かれた少女の胸元に鑑賞者の姿を捉え返す。銀のレースが輝く漆黒の塗面は作品の完成後も微妙に表情を変え続けている。《alternation of generations 1/4》ではシーリーズの繰り返しに表現の変化を探ることを蝶の産卵と世代交代に重ね合わせており、身体的な苦痛さえ伴う僅か数ミリの線を引く繰り返しの行為によって、生への祈りが宿される。

 

妃耶八

埼玉県出身
劇画誌や官能小説の表紙を長年描き続けています。
数年前より日本画でデパート展示にも参加しています。
「美人画づくし参」に掲載。

天岩戸で隠れてしまった天照大御神からインスピレーションを頂きました。
私なりに女性の性をクローズアップして描き上げました。
長年人物を描き続けて、出版された書籍の表紙は300冊を超えました。
特にエアーブラシは、得意な画法です。
日本画の美しさに得意画法を加え幻想的で魅力のある人物画を
描いています。

 

桑原理早

1986 東京都生まれ
2013 武蔵野美術大学大学院造形研究科美術専攻日本画コース修了

一つの側面では決定できない、人という存在をテーマに制作しています。
線の重なりは、時間の重なりも表しており、画面上に一人の人物を複数描き重ねながら、人物像を露わにしています。

 

長友由紀

1991 神奈川県生まれ
2017 東京藝術大学 美術研究科工芸専攻染織領域 修了
2019 金沢卯辰山工芸工房 修了

友禅染めによる、市井の人々の暮らしを記録する作品を制作しています。
これまでは、旅先の風景や、目新しい景色に惹かれることが多かったのですが、コロナ禍を過ごすうちに、身近な景色や慣れ親しんだ風景に着目する様になりました。今回は、自宅から半径600m以内のご近所の景色をテーマにした「ご近所ひいながた」5点を出品します。「ひいながた」とは、江戸時代に使われていた着物の模様帖です。「ひいながた」シリーズでは、現代の人間模様を着物の雛形に当てはめて、100年、200年先に残る作品を目指しています。

 

前川香桜里

1996年 石川県 小松市生まれ
2020年 金沢学院大学 芸術学部 卒業
グループ展出品など

狛犬さんたちは犬のふりをしていますが、本当はうさぎちゃんです。狛犬になる予定はなかったのですが、流れでなってしまいました。うさぎですから出っ歯です。が、それを気にしています。
お供物はうたた寝している七三のお兄さんです。性格は、女の子が大好きな素敵なサイコパスです。頑張り屋なのですが、報われません。本当は人間になるべきじゃなかったのかもしれません。あ、こう言ったらまたネチネチと怒られるからやめておきましょう。
どの子もみんな可愛くて大好きです。
……という絵です。

 

渡部加菜実

1995年山形県出身。2020年東北芸術工科大学大学院芸術文化専攻日本画領域修了。
グループ展多数出品。

子どもは未来の象徴であり「小さな大人」から「大人へ成長する存在」として理解されていった時代背景があります。子供の発見が大人の発見であり、それは同時に成長の発見でした。人が成長することは個体が時間を抱え込み、歴史を持つことだと思います。それはつまり、誰一人として同じ歴史を持つことはないため、この世界において皆一様にかけがえのない存在だと制作を通して伝えたいと思っています。F3〜F6で5点ほど発表予定。

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